M16 by YMO / 何かが終わる時に聴きたくなる曲

って、平成の終わりに昭和の曲をあげるところが歳ですね、ははは。
(まだひと月ありますが、発表されたらきっと新年号のことで持ちきりでしょうし、何となく今日で終わりって感じ…)

自分はすっかり昭和の人間だと思っていたし、実際そのとおりと感じますが、平成が30年あったということは、すでに昭和より平成を過ごした時間のほうがずっと長くなっていました。今さらながらに驚きます。

さまざまなメディアが平成を振り返る特集をしていても、自分が生きた時代の感覚をぜんっぜん持てなくて「ふーん」とどこか遠くで起きた話のように見てしまいます。

平成に入った頃、大学生だったのでした。その後、就職→結婚→離婚→派遣生活→留学→派遣生活→フリーランスという自分にとってはかなり激動の30年間だったはずなのに、不思議ですね。。。新しい元号になってしばらくしてからでないと、自分の生きた時代として振り返る気持ちにならないだけかな。

まぁ、なぜこの曲を聴きたくなったかを考察してみても仕方ないか…(ここまでの駄文は考察だったんか)

なんとなく、音楽の好みの素地は10代で作られてしまうのではないかと勝手に考えています。もちろんあくまでも素地なので、その後でいろいろと新しい音楽に出会って築かれるものも大きいはずですが(私もこの歳になって、レゲエって心地よいかもと思い始めましたし)。

しかしながら、私が今もいわゆるテクノやアンビエントやエレクトロニカにスルスルスルーっと惹かれてしまうのは、間違いなく10代前半にYMOが登場して文字どおりハマっていたからです。

この曲「M16」は、YMOが散開後(解散と言わずにこう呼んだのですよね)に製作された映画『A Y.M.O. FILM PROPAGANDA(プロパガンダ)』のエンディング曲。最後の最後に男の子があっかんべーをした瞬間から流れます。テクノなのにクラシックで、かわいいのに重みもあって、当時のYMOの最後にふさわしい曲だったのかもしれません。

年始の『細野晴臣イエローマジックショー2』で、3人で久しぶりにアホなことをやっている&「RYDEEN」と「Firecracker」(←星野源サンのマリンバもすばらしかった)の演奏をしているのを見て、どれだけ嬉しかったことか。
平成から次の元号に変わっても、YMOの3人には長生きしていただきたいわん。

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