3か月半ぶりに書いています。姪宅での住み込みシッターを無事に終え、1週間後にオレゴンへ行き、先週末に帰国しました。
最近はオレゴンに行っても、あまり特別なことはせず日常生活を送っている時間が長くなりました。友人や恩師と散歩したり、買い物したり、ご飯を作って食べたり、テレビを見たり、それぞれ読書したりってな具合です。そうするとですね、本物の私は東京で仕事をしていて、ここにいる自分は誰でもない人になった気がしてくるんです…それが何とも楽しい。
この3か月半の間に、自分が担当したドラマが放送になり、映画も2本単館上映されました(でもこの2本が劇場公開されることを担当さんも私も知らなかったとゆう…いや、大変光栄でありがたいことですが、配信だと思っていたので偶然知ってビックラしたよ)。そうすっと、一瞬、順風満帆に聞こえるでしょうか。。
正直、本人は不安と自信のなさでいっぱい。映像翻訳者になって8年目になっても運だけでここまで来たのではないかと疑ってばかりいる。運がいいのは悪いことではないし、ありがたいことなんですけどね。
でも…不安だったり自信がなかったりするのは自分が努力してないって知ってるからなんだよな。逆に言えば、不安なら勉強するなり営業するなり行動するしかないんす。自信がないままお仕事をしているって、クライアントさんに対してとんでもなく失礼なわけですし。
というわけで初心に返って、まずは安西徹雄さんの「英語の発想」と「英文翻訳術」を読みました。随分と昔に書かれた本ですが、なるほどそういう風に考えると納得できる…とハッとしたり、うなずいたりすることばかりで面白いです。映像翻訳に特化した内容ではないので、ああ、それは文字数的に無理…と感じる訳し方もあるのだけど、いまだに「英文和訳」をしそうになる自分としては「翻訳」の初心に返るには絶好の本でした。次は本多勝一さんの名著「日本語の作文技術」と「実戦・日本語の作文技術」だ!(「実戦…」のほうは初めて読むんだけど「実践」じゃなくて「実戦」つうのがいいぞっ)それから以前お世話になった制作会社さんにご挨拶に行くアポも入れました。訳語ストックの整理もしよう。
で、曲は何にしよ?としばし考えたところ、ブライアン・イーノのこれかなー
多分、「アンビエント」という言葉を知ったのはこの曲だったのではないかと。元夫がこの「AMBIENT」のレコードを1~3まで持ってましてね。自分はこういう音楽が好きなんだなとはっきり自覚したのもこの曲。なわけで初心に返りたい時にピッタリかな?と。だけどなにせアンビエントなので高揚感や勇ましさは皆無デス。
アルバム自体は45分くらいあって全4曲、私が一番好きなのはB面(!)の2曲目なんだけど、下に貼っつけたのはA面の1曲目です。個別のタイトルは特になくSide 1/1です。ちなみに17分くらいありまーす。
タイトルどおり、イーノは本当に「空港」という場所と機能を考えて作曲したそうです。そして実際にニューヨークのラガーディア空港で使用されていたらしいんだけど、今ではどうなのだろう?
0 コメント:
コメントを投稿