Law & Order 本家&スピンオフのオープニングテーマ聞き比べ

というわけで、もう好きなものを好き好き言っておこう、と改めて思いまして再開しております。私、刑事物ドラマが大好きなんですよ。ドラマはほぼ海外ミステリー系しか見てない。どっか、精神を病んでいるのでは…などという考えが頭をかすめておりましたが、これは単に日本のドラマなら「Gメン75」「太陽にほえろ!」、海外のドラマなら「チャーリーズ・エンジェル(F・F・メジャースのです…)」「刑事ジョン&パンチ」「刑事コロンボ」を幼少時に見てすり込まれたからなのだろう、と最近気づきました。そう、きっとそんなようなことで好みが決まったりするんです。

大人になって、はっきりと&どっぷりと海外の刑事物にハマり始めたのは明らかに「ホミサイド 殺人捜査課」を見たせいです。その頃、「Law & Order」は未見でしたが、ホミサイドとのクロスオーバーエピソードがあって、それで知ったんじゃなかったかな。L&Oは「犯罪捜査ドラマの金字塔」とかって呼ばれてるくらいなので、今更くどくど説明する必要もないですかね…

で、L&Oのオープニングテーマと「ダンダンッ」てやつ(あれは何と表現すればよいのやら、ジングル?)も有名ですよね。ふと思い立って、本家&スピンオフのOPを聞き比べてみました。

【Law and Order : S1】

下記のは1990~1991年とあるので、シーズン1ですね。懐かしすぎる…クレイゲンは最初、本家に出てたんですね。若いな。私の一番のお気に入りはS18~20で検事補だったマイク・カッターです~~~余談ですが、ライナス・ローチが出演する作品にご縁をいただいた時はうれしすぎて泣きました。

あ、OPの話だった…出だしの印象が強いけど、途中、え、こんなんだった?ってメロディアスな展開になっていた(40秒くらいから)。終わり方も緩い感じですね。つーか、長いぞ?と思ってS20のを聞いてみたら、46秒しかなかった…つまりどっかのシーズンから展開部より前しか使わなくなったようですね。12年ぶりにS21がスタートした時、このOPがちょっとだけ変わってました(ダカドコ、ダカドコってリズムが強調された感じ)。


【Law and Order : Special Victims Unit / 性犯罪特捜班】

本家より連続して長く続いてます。やっぱりSVUのファンのほうが多いのかな?少し前にCSでS1からやってたので見ました。同時にS15とS24も見てたので、変化が大変興味深かった。S1~ステーブラーがいなくなる頃までの若いベンソンはため息がでるほど美しいけど、それ以降、悩みつつも強くたくましくなっていくベンソンもステキです。今のベンソンはもう何もかも受け止められるって感じがする。

OPはよく聞くと、メインのメロディーが本家と微妙に違うんですね…リズムは同じなのに。聞き比べないと気づかんかった…何度も見ているので、このOPを一番覚えているかも。


【Law and Order : Criminal Intent / 犯罪心理捜査班】

法廷シーンがほとんどないエピが他のシリーズより圧倒的に多かったような。でも実はもしかして…一番好きなシリーズなのかもと思ったり。ゴーレンは全然カッコよくないし、なかなか精神的につらい人だし、時々困ったちゃんだけど、この人の尋問は目が離せなくなる。L&Oの刑事さんには珍しく(?)自分の捜査や推理に絶対的な自信があるタイプだから、冷たいし鋭いし容赦ない。エイムズとの関係もさらっとしすぎてるけど、ものすごく信頼してるのは確かで、これが本当の刑事物のパートナーなんじゃないかという気さえします。

OPはテンポがゆっくりでゆるーい。最後もホワーンと終わってしまうけど、ロックなギターだけがうなってる。


【Law and Order : Trial by Jury / 陪審評決】

実はこのシリーズは見てません。ごめんちゃい。スーパードラマTVでやってたようなのだけど…S1で打ち切りだったんですよね。今更ながらちょっと見てみたい気が。

なのに、なぜOPを紹介するかというと、このOPが確かクリミナル・インテントのどこかのシーズンにも使われていた気がするんです。つうか、絶対に使われていたはず。でないと私には知りようがないので。初めて聞いた時、こりゃまた最初から最後まですんげードラマチックアレンジをしたな…火サスかよと驚いたのでした。で、結構好きなんですわ。



【Law and Order : Organized Crime / 組織犯罪特捜班】

実は…これも見てないんです。それはなぜかと問うならば、私は潜入物が苦手なんです…(刑事物が好きなのに、なんとゆう)「NCIS:LA」みたいにエピの中でちょっとスパイス的に潜入するのは楽しめるんですが、どっぷり潜入捜査すると、いろんな騙し合い、隠し合いが発生するわけで、それがどうにも見ててつらくなるんです。おじさんになったステーブラーは好きなんですけどねぇ。SVUのほうのクロスオーバーエピソードにたまに出てくるのでそれで満足してます。

OPはL&Oの最新スピンオフ&満を持してのステーブラー主役だからか、随分と壮大な感じですね。ストリングスの使い方も陪審評決と違い(あっちも好きですよっ)、洗練されていると言いますか、いかにも巨大組織に立ち向かっていくって感じがします。だけどそこまでの盛り上がりに比べると終わり方が唐突…


L&Oのスピンオフは他にLAやUKもあるし、OPはシーズンで変わったりしてそうなので、これだけじゃないはずですが、とりあえず5つあげてみました。

recorder by okamoto noriaki / もう世界は終わってしまったんじゃないかと思うときに聴きたくなる曲

3年半ぶりに書くのがこんなんでゴメンナサイ。

タイトルが何だか絶望的ですが私は、いたって元気です。

ブログをお休みしていた間に母が亡くなったり、姉にどんどこ孫が生まれてサポートに入ったり忙しくしておりました。仕事もおかげさまでずっこけながらも、さまざまなご縁に恵まれて途切れることなく続けています。

自分の音楽の趣味は偏ってるし、新しいものはほとんど聞いてないし、とにかく脈絡はないし、何を書くっていうわけでもないんですが、相変わらずこの曲好き好き~って書くだけでいいかなと。誰かに読まれる可能性はかなり低いけど、いつどこで読まれるかも分からない謎の緊張感を持って文章を書いてみるのが自分のためになるんじゃ?と考えて書いていたわけですし、そろそろ再開してみっかなと。次はいつになるやらですけど。

ええ、私は、いたって元気ですが、多くの人と同様に毎日、鬱屈した気持ちになります。

この3年半の間にあったこと。ミャンマーのクーデター、ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルのガザ侵攻…もういいかげんにしてほしい。そんなことやってる暇があるなら気候変動を食い止めるために手を組め。あんたらのぶっ放すミサイルのおかげでまた温暖化が進むだろうが、と憤る。

時々、ドキュメンタリーを翻訳する機会があり、過去に上記3つの地域に関連する作品も担当しました。そこに出てきた彼女は、彼は、あの子は無事でいるだろうか。ほぼ毎日思い出します。自分にできることは細々と実行しているけれど、彼女を、彼を、あの子を救うことに本当に役立っているのだろうか。

翻って、自国の状況を見てみれば、あきれかえることしかない。こちらも相当数、関係機関に対して真剣に意見を送っていますが、ますます空しくなるばかり。

そうすると…私の頭の中にこの曲が流れてしまうんですわ…

厳密にはインストではないのでブログの主旨から外れますが、歌ではなく語り(?)ですし、作品中ですでに和訳の字幕が流れるのでよしとする。

この曲、どういうシチュエーションでしょうね?いろいろと想像をめぐらすことができますが、どこかで誰かの世界がたぶん終わっています。通信中の彼ももういないのかもしれません。

リズム、ピアノの音、ミニマルな繰り返し…もう私の好物ばっかりの曲。作者のokamoto noriakiさんは映像作家・音楽家でこの映像も含めて彼の作品です。最初の2分半以上、語りは同じフレーズの繰り返しですが、そこから変わっていくので、ぜひ最後まで聞いてください。

好きなものを好き好きって言うことは大切だなと思う。それだけで生きていける人もいる。そしてこの曲を大好きだ!とかって聞いていられる限り、世界はまだ終わっていない。少なくとも私の周りでは。だけど同時にそのことがまた私を鬱々とさせ、苦しくさせるのも事実なんだ。