tag:blogger.com,1999:blog-1299607162256714982024-03-25T13:17:44.686+09:00The Other Side of the Sleeping Heart好きな曲を好きなときに。インストもののご紹介をしてます(単に好き好き!と言ってるだけ)。古いものが多いです…
vabooshcahttp://www.blogger.com/profile/07853936260460978465noreply@blogger.comBlogger33125tag:blogger.com,1999:blog-129960716225671498.post-49415463287063782472024-03-20T21:14:00.003+09:002024-03-24T22:38:22.894+09:00Letter to Jack by Kenji Sato / ベースをギターのように弾くSatoさんの曲<p>実は4年くらい誰のライブにも行っていなかったんです、私。コロナ禍以降、母の看病、又姪ちゃんと又甥ちゃんのなんちゃってシッター役、お隣さんの火事からの家の補修あれこれ等々、何だか毎日がわさわさしていて、音楽を聴きに行く気持ちになれなかったというのが正直なところ。</p><p>でもそろそろいいんじゃない?と思って、今月の頭に行ってきました。大好きなベーシスト、サトケンさんのソロライブ。</p><p>サトケンこと佐藤研二さんを初めて知ったのはもちろんウン十年前にテレビで見たマルコシアスバンプ。が、十年前くらいですかね、とあるバンドを見に行ったらベースがサトケンさんだったのでした。こんなに楽しそうに楽器を弾く人は初めて見た、というくらい楽しそうだった。いや、楽しそうに弾く人はこの世にたくさんいるんだけど、何が違うんだろう…見るたびに考えるんだけど、いまだに分かりません。ぜひ、実際にご覧になって体験してほしい…</p><p>毎年ソロアルバム発売に合わせてソロライブをやっていると知り、その楽しそうな姿を見に行くようになりました。ベーシストのソロライブって何…?ですよね、普通。でも下の映像をご覧になれば、それができるのも想像できるかと。ベキベキな曲が多いけど、しっとりとした曲もあるんです。ベースがこんなに様々な表現ができる楽器だって、サトケンさんのソロを聴くまで知りませんでしたよ。</p><p>この曲のJackとはサトケンさんが師と仰ぐジャック・ブルース先生(クリームのベーシスト)のことです。</p>
<iframe allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/GVvqUYJ1EM4?si=T9oKk4LAnuHYKiY6" title="YouTube video player" width="560"></iframe>vabooshcahttp://www.blogger.com/profile/07853936260460978465noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-129960716225671498.post-76291310674913071532024-02-04T00:30:00.006+09:002024-02-11T23:04:11.881+09:00Shetland End Titles / ロケ地に行きたい作品のsoundtrack-1<p>大大大好きなペレスがいなくなってしまうのが悲しくて、実は「シェトランド」シーズン6、録画したままずーっと見られずにおりました…ようやく覚悟を決めてイッキ見しましたよっ!</p><p>ああ、あのような去り方をするなんて、ペレスらしくもあり、ペレスらしくなくもあり(今までの自分を変えようとするのだから、当たり前ですね)、ホントによかったよ。幸せになってね。</p><p>ストーリーに絡めてふと思ったけど(少々ネタバレです。ご注意)、自分の正体を偽ったまま、心から愛する人と共に生きていくのは、やはりできないものなのかなと。先日、突然自分の正体を明かした直後に亡くなってしまった人を思い出しました。彼には結婚を考えた女性もいたようだけど、結局ずっとひとりだったようだから…</p><p>随分と前に少しだけご縁をいただいた時からロケ地に行きてーと思っておるんだけど、いつか行けるかなぁ。夏の白夜みたいな時に行きたいなぁ。寒冷地すぎて高い木々がなく、緑の野っ原だけがダダーっと断崖まで続いているようなあの風景が好きなんすよねぇ。出てくる家も好みだし、窓から見える景色は荒涼としてるのに不思議なやすらぎを感じます。ってこのシリーズは大抵、夏が舞台な気がするので、極寒の冬を知ったらそんなこと言ってられなそうだけど。</p><p>サントラも大好きでして、随分前に購入しましたんよ。オープニング曲のほうが有名でしょうが、最終話のエンディングにだけ流れるこっちのアレンジも余韻があって好きなんだなぁ。すごく短いんだけど。</p><p>確か、次のシーズンでペレスの代わりに女性警部が着任するんですよね。ペレスロスで、しょぼぼぼーんだけど、トッシュやサンディは続投するらしいんで、やっぱり見たいな。</p><p><br /></p>
<iframe allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/7ci_nM6CuDI?si=FiquyDxQv198AVbU" title="YouTube video player" width="560"></iframe>vabooshcahttp://www.blogger.com/profile/07853936260460978465noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-129960716225671498.post-74058184223328825872024-01-06T15:43:00.002+09:002024-01-06T15:43:19.781+09:00newdays by Schroeder-Headz / それでも諦めたくないと思いたい時に聴きたくなる曲<p> 2024年が明けました。</p><p>年初からいろいろなことがありすぎて、心を痛めている人も多いことかと思います。そもそも私は自分の考えや想いを言語化するのが下手すぎるので何かを書こうとしても、全てがウソのように読めてしまい、何も書くことができません。情けないことよのぉ…</p><p>それでも諦めたくない(何を?あらゆることを)という気持ちだけは心の中にバラバラと漂っているので、それを何とかかき集め続けたい。</p><p>などとグダラグダラ考えていたら浮かんできた曲。</p><p>Schroeder-Headz、今年こそライブに行こうっと!</p><p><iframe allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/srXbgeoHa-g?si=TX_S4VawMCvfG8oT" title="YouTube video player" width="560"></iframe></p>vabooshcahttp://www.blogger.com/profile/07853936260460978465noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-129960716225671498.post-22058708542751987442023-12-15T22:31:00.010+09:002024-01-06T22:30:53.115+09:00Law & Order 本家&スピンオフのオープニングテーマ聞き比べ <p>というわけで、もう好きなものを好き好き言っておこう、と改めて思いまして再開しております。私、刑事物ドラマが大好きなんですよ。ドラマはほぼ海外ミステリー系しか見てない。どっか、精神を病んでいるのでは…などという考えが頭をかすめておりましたが、これは単に日本のドラマなら「Gメン75」「太陽にほえろ!」、海外のドラマなら「チャーリーズ・エンジェル(F・F・メジャースのです…)」「刑事ジョン&パンチ」「刑事コロンボ」を幼少時に見てすり込まれたからなのだろう、と最近気づきました。そう、きっとそんなようなことで好みが決まったりするんです。</p><p>大人になって、はっきりと&どっぷりと海外の刑事物にハマり始めたのは明らかに「ホミサイド 殺人捜査課」を見たせいです。その頃、「Law & Order」は未見でしたが、ホミサイドとのクロスオーバーエピソードがあって、それで知ったんじゃなかったかな。L&Oは「犯罪捜査ドラマの金字塔」とかって呼ばれてるくらいなので、今更くどくど説明する必要もないですかね…</p><p>で、L&Oのオープニングテーマと「ダンダンッ」てやつ(あれは何と表現すればよいのやら、ジングル?)も有名ですよね。ふと思い立って、本家&スピンオフのOPを聞き比べてみました。</p><p><span style="font-size: medium;">【Law and Order : S1】</span></p><p>下記のは1990~1991年とあるので、シーズン1ですね。懐かしすぎる…クレイゲンは最初、本家に出てたんですね。若いな。私の一番のお気に入りはS18~20で検事補だったマイク・カッターです~~~余談ですが、ライナス・ローチが出演する作品にご縁をいただいた時はうれしすぎて泣きました。</p><p>あ、OPの話だった…出だしの印象が強いけど、途中、え、こんなんだった?ってメロディアスな展開になっていた(40秒くらいから)。終わり方も緩い感じですね。つーか、長いぞ?と思ってS20のを聞いてみたら、46秒しかなかった…つまりどっかのシーズンから展開部より前しか使わなくなったようですね。12年ぶりにS21がスタートした時、このOPがちょっとだけ変わってました(ダカドコ、ダカドコってリズムが強調された感じ)。</p><p><iframe allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/TzJm9vTCff8?si=-urIrDNjAlUp2vIa" title="YouTube video player" width="560"></iframe></p><p><br /></p><p><span style="font-size: medium;">【Law and Order : Special Victims Unit / 性犯罪特捜班】</span></p><p>本家より連続して長く続いてます。やっぱりSVUのファンのほうが多いのかな?少し前にCSでS1からやってたので見ました。同時にS15とS24も見てたので、変化が大変興味深かった。S1~ステーブラーがいなくなる頃までの若いベンソンはため息がでるほど美しいけど、それ以降、悩みつつも強くたくましくなっていくベンソンもステキです。今のベンソンはもう何もかも受け止められるって感じがする。</p><p>OPはよく聞くと、メインのメロディーが本家と微妙に違うんですね…リズムは同じなのに。聞き比べないと気づかんかった…何度も見ているので、このOPを一番覚えているかも。</p><p><iframe allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/IRXNVdiqMuU?si=UdycPKMZEoNrDNpN" title="YouTube video player" width="560"></iframe></p><p><br /></p><p><span style="font-size: medium;">【Law and Order : Criminal Intent / 犯罪心理捜査班】</span></p><p>法廷シーンがほとんどないエピが他のシリーズより圧倒的に多かったような。でも実はもしかして…一番好きなシリーズなのかもと思ったり。ゴーレンは全然カッコよくないし、なかなか精神的につらい人だし、時々困ったちゃんだけど、この人の尋問は目が離せなくなる。L&Oの刑事さんには珍しく(?)自分の捜査や推理に絶対的な自信があるタイプだから、冷たいし鋭いし容赦ない。エイムズとの関係もさらっとしすぎてるけど、ものすごく信頼してるのは確かで、これが本当の刑事物のパートナーなんじゃないかという気さえします。</p><p>OPはテンポがゆっくりでゆるーい。最後もホワーンと終わってしまうけど、ロックなギターだけがうなってる。</p><p><iframe allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/7e5RBQTgEFQ?si=PU1o-EcCI8VIP0YK" title="YouTube video player" width="560"></iframe></p><p><br /></p><p><span style="font-size: medium;">【Law and Order : Trial by Jury / 陪審評決】</span></p><p>実はこのシリーズは見てません。ごめんちゃい。スーパードラマTVでやってたようなのだけど…S1で打ち切りだったんですよね。今更ながらちょっと見てみたい気が。</p><p>なのに、なぜOPを紹介するかというと、このOPが確かクリミナル・インテントのどこかのシーズンにも使われていた気がするんです。つうか、絶対に使われていたはず。でないと私には知りようがないので。初めて聞いた時、こりゃまた最初から最後まですんげードラマチックアレンジをしたな…火サスかよと驚いたのでした。で、結構好きなんですわ。</p><iframe allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/_ccu2Q0SCSo?si=43RU0IXgzvCKh_VI" title="YouTube video player" width="560"></iframe><div><br /></div><div><br /></div><div><span style="font-size: medium;">【Law and Order : Organized Crime / 組織犯罪特捜班】</span></div><p>実は…これも見てないんです。それはなぜかと問うならば、私は潜入物が苦手なんです…(刑事物が好きなのに、なんとゆう)「NCIS:LA」みたいにエピの中でちょっとスパイス的に潜入するのは楽しめるんですが、どっぷり潜入捜査すると、いろんな騙し合い、隠し合いが発生するわけで、それがどうにも見ててつらくなるんです。おじさんになったステーブラーは好きなんですけどねぇ。SVUのほうのクロスオーバーエピソードにたまに出てくるのでそれで満足してます。</p><p>OPはL&Oの最新スピンオフ&満を持してのステーブラー主役だからか、随分と壮大な感じですね。ストリングスの使い方も陪審評決と違い(あっちも好きですよっ)、洗練されていると言いますか、いかにも巨大組織に立ち向かっていくって感じがします。だけどそこまでの盛り上がりに比べると終わり方が唐突…</p>
<iframe allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/d1oV-WwS4k4?si=LHhFd82VyFxdRLc8" title="YouTube video player" width="560"></iframe><div><br /></div><div>L&Oのスピンオフは他にLAやUKもあるし、OPはシーズンで変わったりしてそうなので、これだけじゃないはずですが、とりあえず5つあげてみました。</div>vabooshcahttp://www.blogger.com/profile/07853936260460978465noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-129960716225671498.post-11811815249294266102023-12-09T23:43:00.014+09:002023-12-13T08:17:48.496+09:00recorder by okamoto noriaki / もう世界は終わってしまったんじゃないかと思うときに聴きたくなる曲<p>3年半ぶりに書くのがこんなんでゴメンナサイ。</p><p>タイトルが何だか絶望的ですが私は、いたって元気です。</p><p>ブログをお休みしていた間に母が亡くなったり、姉にどんどこ孫が生まれてサポートに入ったり忙しくしておりました。仕事もおかげさまでずっこけながらも、さまざまなご縁に恵まれて途切れることなく続けています。</p><p>自分の音楽の趣味は偏ってるし、新しいものはほとんど聞いてないし、とにかく脈絡はないし、何を書くっていうわけでもないんですが、相変わらずこの曲好き好き~って書くだけでいいかなと。誰かに読まれる可能性はかなり低いけど、いつどこで読まれるかも分からない謎の緊張感を持って文章を書いてみるのが自分のためになるんじゃ?と考えて書いていたわけですし、そろそろ再開してみっかなと。次はいつになるやらですけど。</p><p>ええ、私は、いたって元気ですが、多くの人と同様に毎日、鬱屈した気持ちになります。</p><p>この3年半の間にあったこと。ミャンマーのクーデター、ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルのガザ侵攻…もういいかげんにしてほしい。そんなことやってる暇があるなら気候変動を食い止めるために手を組め。あんたらのぶっ放すミサイルのおかげでまた温暖化が進むだろうが、と憤る。</p><p>時々、ドキュメンタリーを翻訳する機会があり、過去に上記3つの地域に関連する作品も担当しました。そこに出てきた彼女は、彼は、あの子は無事でいるだろうか。ほぼ毎日思い出します。自分にできることは細々と実行しているけれど、彼女を、彼を、あの子を救うことに本当に役立っているのだろうか。</p><p>翻って、自国の状況を見てみれば、あきれかえることしかない。こちらも相当数、関係機関に対して真剣に意見を送っていますが、ますます空しくなるばかり。</p><p>そうすると…私の頭の中にこの曲が流れてしまうんですわ…</p><p>厳密にはインストではないのでブログの主旨から外れますが、歌ではなく語り(?)ですし、作品中ですでに和訳の字幕が流れるのでよしとする。</p><p>この曲、どういうシチュエーションでしょうね?いろいろと想像をめぐらすことができますが、どこかで誰かの世界がたぶん終わっています。通信中の彼ももういないのかもしれません。</p><p>リズム、ピアノの音、ミニマルな繰り返し…もう私の好物ばっかりの曲。作者のokamoto noriakiさんは映像作家・音楽家でこの映像も含めて彼の作品です。最初の2分半以上、語りは同じフレーズの繰り返しですが、そこから変わっていくので、ぜひ最後まで聞いてください。</p><p>好きなものを好き好きって言うことは大切だなと思う。それだけで生きていける人もいる。そしてこの曲を大好きだ!とかって聞いていられる限り、世界はまだ終わっていない。少なくとも私の周りでは。だけど同時にそのことがまた私を鬱々とさせ、苦しくさせるのも事実なんだ。</p><p><br /></p>
<iframe allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/qkMIXF2zbn4?si=R4x1Wsb1wuKqy0A3" title="YouTube video player" width="560"></iframe>vabooshcahttp://www.blogger.com/profile/07853936260460978465noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-129960716225671498.post-56421433977561327302020-04-25T20:34:00.004+09:002023-04-06T21:28:13.188+09:00しばらくお休みいたします諸事情により、しばらくお休みいたします(ちなみにコロナ含む病気等ではないです…)。お読みくださった皆さまに、お礼を申し上げます!<br />
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そのうちいきなり再開するような気はいたします、よ。<br />
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(Twitterは覗きます&ちょぼちょぼ出没します ^ ^)vabooshcahttp://www.blogger.com/profile/07853936260460978465noreply@blogger.com1tag:blogger.com,1999:blog-129960716225671498.post-35373810352647906902020-04-02T12:39:00.000+09:002020-09-04T22:11:06.231+09:00The Disintegration Loops by William Basinski / 終末後に希望があると思いたくなる曲…ああ、また気づけば3か月もたってしまいました…<br />
ありがたいことに仕事が大忙しでありました。今もまだ続いているのですが、今日はちょっと中休みをしておりまする。<br />
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新型コロナウイルスの感染が特に欧米で爆発的に広がり始めたころから、私の頭の中にはこの曲が時々鳴っておりましてな…<br />
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最初に聞いたのはいつだったでしょうか。全く思い出せませんけど、Youtubeで偶然めぐり合ったような覚えが。このThe Disintegration Loopsは6までありまして、これは1曲目です。<br />
1時間以上、最初っから最後まで基本的に同じ旋律を繰り返すだけなのですが、恐らく毎回微妙に何かを少しずつ少しずつズラしているんだと思います(技術的なことがとんと分からずスミマセン)。<br />
夕暮れを眺めているようなすごーくすごーく美しい印象を持っていたのですが、後日、これはウィリアム・バシンスキーが911の際に、崩れたビルの方向にあがる黒煙を夕方から夜まで撮影した映像にかぶせた曲だと知って本当に戦慄しました…<br />
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廃虚の写真になぜか魅せられてしまうように、崩壊していくものに引きつけられてしまうのはなぜなのでしょうか。そう、この曲も少しずつ少しずつ崩れていってるんです。だからDisintegration Loopsなのです。すごく怖いんですけど、私は聴いてしまうんです。<br />
ある意味、ものすごく不謹慎なことを書いているのだと思うので、不快に感じる方がいたらごめんなさい。<br />
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とにかく…この曲の背景を知って以来、何か世界の終末的なことを見聞きしたら、頭の中に流れてしまいそうだし、いつかここに載せるときも来るんだろうなーとぼんやり考えていたんですが、まさかそのときがこんなに早く来てしまうとは。<br />
つっても単にあふれるコロナ情報に私が疲れているだけなのでしょう。<br />
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ヨーロッパでは新規感染者の数が次第に収まってきたと聞きますし、長期戦になるとはいえ、このまま人類が滅亡してしまうわけではありません。でも911の前後あるいは311の前後で世の中の見え方、あるいはさまざまな物事に対する考え方が決定的に変わってしまったと言う人々がいるように、コロナ前後でもその変化は起こるのでしょう。<br />
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それでも、そこには闇だけではなく光の方向へ向かう希望が常にあるし、それを追っていきたい、と私は思っています。<br />
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<iframe allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/mjnAE5go9dI" width="560"></iframe>vabooshcahttp://www.blogger.com/profile/07853936260460978465noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-129960716225671498.post-54301450938383862342020-01-01T10:00:00.000+09:002020-01-01T10:00:33.463+09:00Feather by Serph / 新しい何かが始まるときに聴きたくなる曲あけましておめでとうございます!<br />
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単に好きなインストものについて「この曲、好きなんですぅ~、気が向いたら聞いてね」と言ってるだけのブログですが、今年も月イチ更新を目標にだらだらと続けてまいります。<br />
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この「Feather」は、引きこもっていた部屋から、翼が生えたかのようにパーッと外に飛び出していくイメージがしまして、何だか年始めに聞きたいなーと思った曲です。<br />
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Serph(サーフと読みます)を知ったのは10年前くらいでしょうかね。渋谷のタワレコでジャケットに惹かれてアルバム「vent」を試聴したら、その圧倒的なキラキラ感と誘い込まれるようなメロディに大げさでなく呆気にとられて、その場で全部聞いてしまった上に購入したとゆう。<br />
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確か手書きのポップにソロプロジェクトだという説明が書いてあったのかな。とにかく「この人、絶対に普通じゃない…」(し、失礼ですよね、すみません…)と思いました、よ…<br />
「部屋から一歩も出ることができないけど、幽体離脱で世界中に飛んで行くことはできて、そこで見たものを曲にしている人」なんじゃなかろうかとか。何だろう、人間離れ?してるっつうか。<br />
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たまたま3年前の<a href="https://www.cinra.net/interview/201607-serph" target="_blank"><span style="color: blue;">このインタビュー記事</span></a>を読みましたら、別に幽体離脱はしてなかったみたいですが、いろいろとヘビーな人生を送ってきた方ではあるようです。ある意味、自分を解放するために曲を作っていたのかと考えると、あの溢れる音の洪水に埋もれて湧き上がる多幸感とでも言いますか、気持ちよさも納得できる気がしました。<br />
何にせよ、20代でピアノと作曲を始めて3年くらいで最初のアルバムを作ってしまったというのだから、やっぱり常人ならざる何かをお持ちなのだろうなぁ。<br />
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下に貼っつけた映像は「Feather」のこのバージョンのためにMVを公募して、グランプリになった大谷たらふさんの作品です。Serphはジャケットなどのヴィジュアルもどれも独特ですてき。<br />
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というわけで…新しい年の始まりです。<br />
誰もが自分の羽根を1本1本輝かせながら羽ばたけるような2020年になりますように。<br />
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あ、そういえば今月、初めてSerphのライブに行くのだ~楽しみだなぁ☆<br />
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<iframe allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/S4TYELJzTqI" width="560"></iframe>vabooshcahttp://www.blogger.com/profile/07853936260460978465noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-129960716225671498.post-43942587806939355232019-12-14T17:36:00.001+09:002019-12-14T20:18:15.640+09:00Chasing Rainbows by Ulrich Schnauss & Jonas Munk / 今の私が爆音で聴いてしまう曲今日は恐らく2か月ぶりくらいで自分の部屋をきちんと掃除しました。すっきり。てへへ。<br />
毎週火曜日に納品する映像翻訳の納品マラソン(何となくこう呼んでます)をやっと終えました。来月の半ばまであと何本か続くのですが、時間的には少し余裕をいただくようにお願いしました。いやはや、どうにも体がもたなくなってしまいそうで。。。<br />
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と言いつつ、実務翻訳の小さい案件がちょこちょこ来ますし、映像の新しいお取引先からも1本お仕事をいただく予定なので、さほど状況は変わらないような気もします。が、今はどうにもこのペースを止めることができない自分がおります。自分でやりたいと思っているので仕方ありませんな。<br />
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なもんで、最近の私のテーマ曲はこの「Chasing Rainbows」なのです。今はちょっと高いところに目標を掲げ、追いかけていきたいというところでしょうか。<br />
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実務翻訳の作業中はインストものを音量小さく流すことが多いのですが、このウルリッヒ・シュナウスとヨナス・ムンクもよく聴いています。ヨナス・ムンクはふだん、Manual(マニュアル)のソロプロジェクト名で活動している人です。どちらもいわゆる、なんだ、シューゲイザーとかチルアウト系のエレクトロニカと呼ばれるジャンルの人でしょうかね。ばりばりエレクトロニックでちょっと実験音楽っぽくはあるんですが、メロディアスでキラキラしてる。<br />
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私はディレイがかかりまくったギターの音が刻み続けると、もうそれだけで大大大好物なので(一番分かりやすいところで言えばU2のエッジのギターの音でしょうか)、この曲とかたまんないのです。ビートは単純なのに何でこんなにカッコいいんだあああと思ってしまう…これはもう10年くらい前に2人がコラボした中の1曲です。<br />
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って、"chase rainbows"を辞書でよくよく確認しますと「見果てぬ夢を追い求める」(リーダーズ英和大辞典)はまだしも、「虹(不可能なこと)を追う、手に入れられぬものを夢想して過ごす」(ランダムハウス英和大辞典)「幻想を追い求める、はかない望みを抱いて時を無駄に過ごす」(ジーニアス英和大辞典)って、おいおい。 <br />
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確かに私はこの曲になるとヘッドフォンして爆音で聴きながら踊り狂いたくなるので、仕事中は飛ばしたほうがいいのか ^ ^; (そういえば突然終わるところが、夢から覚めるって雰囲気もなきにしもあらず…)<br />
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<iframe allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/c3PwRIVK_jI" width="560"></iframe>vabooshcahttp://www.blogger.com/profile/07853936260460978465noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-129960716225671498.post-40340033288790003882019-11-09T16:26:00.000+09:002019-11-09T22:14:10.703+09:00Moving Forward PART III by Tatiana Lisovskaya (『永遠の門 ゴッホの見た未来』サントラ)/ ひと耳惚れ(?)したサントラ※タイトル、最初は「ひと聞き惚れ」としたんですが、よく考えたら「ひと耳惚れ」ですね。変えちゃいました。てか、どっちにしろ、そんな言葉ないっつうに。<br />
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今年の夏、オレゴンからの帰りの機内で観た『永遠の門 ゴッホの見た未来』。私はティム・ロスのファンなので、彼が演じたゴッホが好きだったのですが、ウィレム・デフォーのゴッホはもう涙が出るくらいすばらしかった。決してゴッホが憑依したとかそういう印象ではなく、ウィレム・デフォーが演じるゴッホでしかないのですが、自分が目にしたこの風景の美しさを、この感動を、僕はどうしてもどうしてもどうしても描きたい!!!絵に残したい!!!それだけなんだよ!!!といったどうにも止められない、魂ともよぶべき「ほとばしる何か」が表現されていて、それはきっと本当にゴッホの中にもあったのだ、と思わずにはいられませんでした。<br />
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んでもって、サントラもすごく印象に残りました。ピアノ曲なんですが、メロディラインが美しいとか繊細とかそういうのだけとも違う、ミニマルな旋律が続くことで風景をなぞるような不思議な曲が特にステキで。</div>
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実は私が夏につぶやいたこの映画に関するツイートに先日、いきなり「いいね」をいただきまして、どなただろう?と見てみたら、このサントラの発売元さんでした。日本での劇場公開が今月からだと知っていたので、観に行った時にCDを探そうなんて思っていたんですが、いつ行けるか分からない状況…(泣)おおお!これは買わなきゃって、早速ポチりました。</div>
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「Moving Forward」それが私の一番気に入った曲の名前でした。「前に進む」あああ、まさにあのゴッホの心持ちを言い表したかのよう。</div>
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で、Youtubeを見ましたらね…なんと作曲者のタチアナ・リソフスカヤさんの名前で全曲アップされていました。しかも去年から。あ、気に入ったものはCDで持っていたい古いタイプの人間ですし、もちろん購入してよかったんですが(小柳帝さんの解説付きですし)、帰国後、さっさと探していればもっと早くこの曲を聴けたのにな…と。</div>
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で、小柳さんが「…劇伴は、ピアノとヴァイオリンによる室内楽風だが、不協和音やディストーション(音の歪み)を巧みに使った音響的なもの」と書かれていまして、なんだか納得。たぶん、私がここ数年、無条件に好物だなーと感じる音楽は(ヨハン・ヨハンソンしかり)このタイプに該当する気が。</div>
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<br /></div>
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というわけで、下に貼っ付けたのは計3回出てくる「Moving Forward」の3回目のものです。映画も是非、もう一度、大きなスクリーンで見たい!何としても仕事をスムーズに進めて、時間を確保しようと心に決めたのでありました。<br />
<br /></div>
<iframe allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/n94KXE5H4BA" width="560"></iframe>vabooshcahttp://www.blogger.com/profile/07853936260460978465noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-129960716225671498.post-85486271367122329702019-09-27T20:46:00.001+09:002020-01-03T12:58:13.964+09:00Airplaneshadows by Kiln / 秋の空を見上げながら聴きたくなる曲今回の記事は少し前に書いていたのですが、全国的に秋晴れ!みたいな日にアップしたいと考えていたら、タイミングを逸して9月も終わりになってしまいました。また台風が来ているようですし、まだまだ先行きが不安定な天候ですね。改めて災害への備えについても考えさせられた今月でありました。<br />
<br />
ーーーーー<br />
<br />
東京もようやく秋らしくなってきました。一番好きな季節ですが、もう何年も前から夏っぽさが抜けない秋になってしまい気づくといきなり冬になっている感が…<br />
<br />
ところで、Kilnのこの曲はたまたまYoutubeで見つけました。あら~好みの音だわ~と確認したら「Airplaneshadows」ってこれまたステキなタイトル。2007年に発売されたアルバム「Dusker」の中の1曲です。長らく廃盤だったのが2016年に再発されたようです。<br />
<br />
「地表に映る飛行機の影」ってことなんでしょうが、そう言われてみると晴れた空をつつつーっと飛んでいく飛行機が思い浮かぶような気がしてきます。<br />
インストものってどうやってタイトルをつけているのかな~といつも思います。作曲の途中で浮かんだり、最後に決めたり、といろいろでしょうが楽しいだろうな。タイトルが先にありきで曲を作るのも面白そう。<br />
<br />
Kilnはミシガンの3人組。初期のアルバムを聴いたら、90年代後半に注目されたシカゴ音響派を思い出しました!シカゴ音響派と言えばTortoiseが好きでした。よく前衛的と紹介されますが、私はそれほど特殊な複雑さを感じなくて、単純に聴いていて気持ちいい音楽です。<br />
<br />
最近は、こういういかにも緻密に組み立てたんだろうな~って感じのミニマルで浮遊感のあるインストが大好物なんですが、退屈…眠くなるって人のほうが多いのかもしれんなぁ…<br />
まぁスコーンと晴れた秋空の下、この曲でうたた寝するのも気持ちいいかもしれません ^ ^<br />
<br />
<iframe allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/CpKc2Nec7RA" width="560"></iframe>vabooshcahttp://www.blogger.com/profile/07853936260460978465noreply@blogger.com1tag:blogger.com,1999:blog-129960716225671498.post-59591227643084173722019-08-30T22:44:00.001+09:002019-09-29T09:56:48.424+09:00Summer by 久石譲(『菊次郎の夏』サントラ)/ 夏の終わりに聴きたくなる曲ありゃりゃ、前回の更新から3か月近くたってしまいました。。。いやはや、とんでもない酷暑もやっと落ち着いてきたようですが、まだ蒸し暑い日々が続きますね。<br />
<br />
えーと、唐突に本題に入りますが、8年前の9月初めに父がガンで亡くなりました。<br />
そのとき私が葬儀のBGMを選ぶ係になったんです。葬儀屋さんから遺族にやってほしいリストの中に「参列者入場時や出棺時等のBGMの選択」っつうのがちゃんと入っていたんですよ。家族全員でリストを確認していて、その項目に来た瞬間、ソッコーでインスト好きな私に白羽の矢が立ちました…(って別に唄モノでもいいはずですけども)<br />
<br />
んむむ、どうしよう…なーんて考えることもなく、1曲目はこの「Summer」だ!と3秒後には決めておりましたよ。でも夏じゃなかったらひらめかなかったのかなぁ…?分からん。<br />
ちなみに2曲目は<a href="https://www.youtube.com/watch?v=z3dkQKGuS4E" target="_blank"><span style="color: blue;">no.9の「again and again」</span></a>、3曲目は<a href="https://www.youtube.com/watch?v=6a2WzKz_cGA" style="color: blue;" target="_blank">『アンネの日記』のサントラからマイケル・ナイマンの「The Light of Love」</a>で、その後はすっかり失念…<br />
45分くらいのCDを作ったんですが、葬儀の後、友人にあげてしまったのでした。ジョージ・ウィンストンとか入れたのかな?いずれにしても私のチョイスにしては珍しくピアノ曲が多かったような。今だったら「ラグリマ」は必須なのですけど…<br />
というわけで『菊次郎の夏』は母親に会いに旅に出る話ですが、私にとってそのサントラは父を思い出しながら夏の終わりに聴きたくなるものになりました。<br />
<br />
ところで、父がホスピスに入ったのは8月の半ばでしたので、その後、半月余りで逝ってしまったんですよね。あっという間だったなぁ。<br />
当時の私は1人暮らしで、派遣社員としてとある企業で働いていました。帰りに途中下車をして毎日、病院に寄ったもんです。ホスピスで個室だったし看護師さんたちも皆さん親切で、消灯してからも1時間くらいはこっそりいさせてくれたんですよ。<br />
音を絞ったテレビ番組を2人で見るともなく見ながら、ぽつりぽつりと交わした会話はたわいのないことばかりだったんですが、特に誰に明かすこともなく胸にしまってあります(へへへ)。<br />
<br />
父には心配をかけてばかりでした。曲がりなりにもフリーランスの翻訳者として仕事をしている今の私を空の上から見下ろして、少しは安心してくれているといいのですが。<br />
<br />
<iframe allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/WDH_nJM3djc" width="560"></iframe>vabooshcahttp://www.blogger.com/profile/07853936260460978465noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-129960716225671498.post-66927430773955168022019-06-09T00:17:00.000+09:002019-06-09T10:32:36.228+09:00REAL by 鈴木さえ子(『ノーライフキング』サントラ)/ なぜか梅雨に入ると聴きたくなる曲なつかしいですね。いとうせいこうさんの小説が出版されたのが1988年、市川準監督の映画は1989年公開です。大好きだったんです。小説も映画もサントラも。<br />
<br />
この曲、10分もあるんですが映画で全部流れます。その間、セリフは一切ありません。まことくんが外に出て、街を歩き回って最後に雨に打たれるまでずーっと。そのせいか、雨が降り出すと思い出す…<br />
でも音だけ聴いていると、雨の中を歩いていたら、最後に(8分あたり~)光が射すって感じもします。まことくんの心の中は意外とそんな風に逆だったのかも。<br />
<br />
このサントラ「NO LIFE KING NO MUSIC」は今も本当によく聴きますが、さえ子ちゃん(って呼びたくなっちゃうんですよね~)て、才能ある作曲家さんだよな~と思います。もちろんドラマーとしてもシンガーとしてもステキだったけども。1曲、バンドでコピーしたことありましてん♪<br />
<br />
ちなみにサントラのタイトルは「ノーライフキングのミュージック」という意味であって、「ライフキングなければ音楽なし」ではないですよ。「NO MUSIC NO LIFE」ってタワレコのキャッチフレーズはもっとずっと後にできたはずなんですけど、インスパイアされてます??ま、そんなことないか。<br />
<br />
話がそれましたが…<br />
さえ子ちゃんはまことくんのお母さん役で映画にも出ていました。正直、子役も大人役も演技はうまくないんだと思います。でも子役はいい味出してますし、大人役で出演している人たちは実はちょっと意外なミュージシャンだったりします…<br />
<br />
市川準監督の特に初期作品はもうどれもこれも好きですが、意味ないと思うような景色やら無駄に長いと感じるシーンやら、すべての空気感が私の個人的好みにすっぽりハマるんでしょうね。<br />
<br />
この作品のVHSは持っていますが、もうデッキがなくて見られません。当然ながらDVDにも配信にもなく。でもどうやら検索してみたらどこぞで見られそう…後で見ようっと。<br />
<br />
で、昨日、小説のほうを読み返してみました。そしたらあらためて…<br />
<span style="font-size: large;">びっくりした。</span><br />
これ、テレビゲーム(ファミコンとか)はあったし、徐々に生活にコンピューターが入り込んではいたけれど、一般家庭で誰もがパソコンを手に入れてインターネットに接続する以前の話なんですよね。まことくんが塾のコンピューターに打ち込む文字も全部カタカナにしかならない。スマホどころか携帯も庶民にはまだまだ。<br />
<br />
インターネットとスマホがこんだけ普及っつうか世界を動かす時代になってから読むと、古くさいと感じるのかな?って読み進んでみたら…とんでもない。どんだけ今とリンクしてんだよっ!てもうめまいがするくらいでした。でも、あの時代を知っている古い人間だからなんでしょうね…今の日常がごく当たり前の若い人が読んでも、この衝撃は感じられないのかもしれない。長生きすると面白いこともありますね。<br />
<br />
小説と映画では「リアル」の捉え方が完全に反転しているので、小説はその辺りが不気味です。そしてその不気味さは、ねじれたトンネルをくぐって確実に現在につながっている、そんなイメージが浮かびます…<br />
<br />
あ、チロリンの主題歌<a href="https://www.youtube.com/watch?v=vtDACdPer4U" target="_blank"><span style="color: blue;">「星に願いを」</span></a>もおすすめですー。<br />
<br />
<iframe allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/onvnYE-Eh3w" width="560"></iframe>vabooshcahttp://www.blogger.com/profile/07853936260460978465noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-129960716225671498.post-2885105045163719492019-05-05T11:07:00.001+09:002019-05-06T09:17:16.549+09:00Time After Time by Hiroshi Yoshimura / 疲れたときに水に浮かびながら聴きたくなる曲シンディ・ローパーの「Time After Time」もとてもいい曲ですが。<br />
<br />
今年のGW中はあまり仕事がなくて、逆に調子を崩したという…<br />
体調もよくないし、精神的にも落ち気味。<br />
フリーランスになってからGWがこんなに暇な(しかも10日もあるのに)のは初めてでした。GWが明けたら例によって実務のルーティンは入っているのですが、映像案件の持ち分がなくてすごく不安なのだと思います。情けなし。。。<br />
まぁ、この状態が続くならまた営業するのみ!と考えられるくらいには回復しております。<br />
<br />
そんな今日この頃ですが、80~90年代に日本人が作った環境音楽をよく聴いています。なんつーんですかね、空港やホテル、博物館なんかの公共施設で小さくかかっていそうなやつ。細野さんが好きでしたので、この頃のアンビエントはよく聴いている気になっていましたが、全然知らなかったんだなぁ。<br />
Youtubeをあさっていろいろと聴いてみたんですけど、特に吉村弘さんと濱瀬元彦さんの作品が好きですねぇ(濱瀬さんの方は環境音楽というより実験音楽とも言えそうな。ベーシストだというのがまたすごい)。<br />
すっかり令和になりましたが、彼らの音楽はいつの時代のものかよく分からない感じがします。これぞタイムレス。<br />
<br />
この「Time After Time」は吉村弘さんの1986年のアルバム「SURROUND」の1曲目のようです。「水に浮かびながら聴きたいな~」と感じたのはジャケットの印象でしょうな。<br />
<br />
さて、GWもあと2日。お疲れの方はどうぞこの曲と共にごゆるりとお休みください。<br />
<br />
<iframe allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/hZiveV2BjXA" width="560"></iframe>vabooshcahttp://www.blogger.com/profile/07853936260460978465noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-129960716225671498.post-9200987383458478892019-03-31T09:27:00.001+09:002024-01-06T22:11:56.018+09:00M16 by YMO / 何かが終わる時に聴きたくなる曲って、平成の終わりに昭和の曲をあげるところが歳ですね、ははは。<br />
(まだひと月ありますが、発表されたらきっと新年号のことで持ちきりでしょうし、何となく今日で終わりって感じ…)<br />
<br />
自分はすっかり昭和の人間だと思っていたし、実際そのとおりと感じますが、平成が30年あったということは、すでに昭和より平成を過ごした時間のほうがずっと長くなっていました。今さらながらに驚きます。<br />
<br />
さまざまなメディアが平成を振り返る特集をしていても、自分が生きた時代の感覚をぜんっぜん持てなくて「ふーん」とどこか遠くで起きた話のように見てしまいます。<br />
<br />
平成に入った頃、大学生だったのでした。その後、就職→結婚→離婚→派遣生活→留学→派遣生活→フリーランスという自分にとってはかなり激動の30年間だったはずなのに、不思議ですね。。。新しい元号になってしばらくしてからでないと、自分の生きた時代として振り返る気持ちにならないだけかな。<br />
<br />
まぁ、なぜこの曲を聴きたくなったかを考察してみても仕方ないか…(ここまでの駄文は考察だったんか)<br />
<br />
なんとなく、音楽の好みの素地は10代で作られてしまうのではないかと勝手に考えています。もちろんあくまでも素地なので、その後でいろいろと新しい音楽に出会って築かれるものも大きいはずですが(私もこの歳になって、レゲエって心地よいかもと思い始めましたし)。<br />
<br />
しかしながら、私が今もいわゆるテクノやアンビエントやエレクトロニカにスルスルスルーっと惹かれてしまうのは、間違いなく10代前半にYMOが登場して文字どおりハマっていたからです。<br />
<br />
この曲「M16」は、YMOが散開後(解散と言わずにこう呼んだのですよね)に製作された映画『A Y.M.O. FILM PROPAGANDA(プロパガンダ)』のエンディング曲。最後の最後に男の子があっかんべーをした瞬間から流れます。テクノなのにクラシックで、かわいいのに重みもあって、当時のYMOの最後にふさわしい曲だったのかもしれません。<br />
<br />
年始の『細野晴臣イエローマジックショー2』で、3人で久しぶりにアホなことをやっている&「RYDEEN」と「Firecracker」(←星野源サンのマリンバもすばらしかった)の演奏をしているのを見て、どれだけ嬉しかったことか。<br />
平成から次の元号に変わっても、YMOの3人には長生きしていただきたいわん。<br />
<br />
<iframe allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/9Odu9IBz3jc" width="560"></iframe>vabooshcahttp://www.blogger.com/profile/07853936260460978465noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-129960716225671498.post-49684067077933907392019-03-09T15:16:00.001+09:002024-01-06T22:09:12.359+09:00Suzuki-Sensei-Sansei by Seigen Ono / 春に子供の声がすると聴きたくなる曲だんだんと暖かくなってまいりましたね。<br />
(でもまだ朝晩は寒いです、皆様、ご自愛ください)<br />
<br />
私の部屋の窓の向かいのおうちに小さなお子さんがいます。まだ幼稚園くらいでしょうか。最近、お天気もいいので、休日は庭で遊んでいる声がしたり、シャボン玉が窓の外まで上がってきたりします ^ ^<br />
<br />
楽しそうな声を聴いていたらこの曲を思い出しました。全然、インストではないのですが、唄っぽくないのと、私にはSuzuki Sensei Sansei と Tokyo とかParisとか言っている部分以外ほとんど分からないので、よしとみなす(私の字幕の先生ならば、ちょろすぎる内容だと思うのですが!)。<br />
<br />
オノセイゲンさんが、大昔にコム・デ・ギャルソンの川久保玲さんからの依頼で作った2枚組アルバム『COMME des GARÇONS SEIGEN ONO』に入っている曲です。<br />
このアルバムの他の曲は結構、なんつーんですかね、アヴァンギャルドでかっちょいい感じのインストなんですが、子供の声が入っているこの曲と『Long Voyage』(こっちはちゃんと歌ってます)は少し雰囲気が違って、ほのぼのとしています。<br />
<br />
月末からひと月ほど実務翻訳になるので、しばらくBGMありの日々がやってくるんですが、このアルバムも久々に加えてみよう~♪<br />
<br />
あれ、そういえば(って追記しちゃいますが)、この曲、シネフィルWOWOWで映画が始まる直前(?)とかにちょろっとかかってますよね。<br />
<br />
<iframe allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/JY2-XVegh70" width="560"></iframe>vabooshcahttp://www.blogger.com/profile/07853936260460978465noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-129960716225671498.post-57669581558976890072019-02-02T21:58:00.004+09:002024-01-06T23:00:01.056+09:00ベルサイユのばら(実写版)サントラ by ミシェル・ルグラン / 追悼フランス映画音楽界の巨匠、ミシェル・ルグランが亡くなりました。<br />
サントラ好き好きとか言いつつ、フランス映画のサントラの大御所と言えば、ミシェル・ルグランかフランシス・レイくらいしか、にわかに思い浮かばない生半可なリスナーの私です…つうか、生半可な私でも知っているくらいの大御所、ミシェル・ルグランと言うべきでした。<br />
<br />
いやはや、しかし<a href="https://www.hmv.co.jp/artist_%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%81%AE%E5%8C%82%E3%81%84_000000000196516/item_%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%83%8A%E3%83%AB%EF%BD%A5%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%81%AE%E5%8C%82%E3%81%84_486949" target="_blank">『エヴァの匂い』</a>のサントラとかムカつくくらいカッコイイですよね…これぞフィルムノワールのジャズサントラ!みたいな。<br />
このサントラのせいで何となく強面の人を想像していたんですが、<a href="http://amass.jp/103879/" target="_blank">ご本人の風貌はすごく優しそう</a>。若い頃もなんだか<a href="https://mysound.jp/song/3616095/" target="_blank">ステキなメガネ男子</a>。<br />
そういえば<a href="https://www.youtube.com/watch?v=Br17Cb1_3oU" target="_blank">『シェルブールの雨傘』</a>は例の中高の部活のマンドリンギタークラブで弾きましたっけ(もちろんメロディパートのみです…)。<br />
<br />
で、何を選ぼうかと迷ったのですが…去年偶然、テレビで『ベルサイユのばら』の実写版を見たんですよ…おおお!懐かしい!<br />
<br />
私、映画館でリアルタイムで見てはいませんが、当然のことながら存在は知っておりました。だって宝塚のベルばらをテレビで見ていた世代ですからねぇ。。<br />
当時この映画のポスターやらCMやらを見て、いやあ、やっぱり本物の外国人が扮すると似合うもんだなーと思ったのを覚えています(宝塚ファンの方、ごめんなさい!)。映画自体は、いろいろと興行的に振るわなかったようですけども。<br />
<br />
製作は日本なのですが、製作総指揮がアニエス・ヴァルダ、監督はジャック・ドゥミ、そして音楽がミシェル・ルグランなんですよね(Wikipediaによると字幕は池田理代子先生だそうで)。<br />
<br />
で、このサントラがおとぎ話全開な雰囲気でして、多分<a href="https://www.youtube.com/watch?v=XzAr4g7ztK8&index=1&list=PLDmdF1ma6cZq5kg10SqpuP4oDP-Oia3w0" target="_blank">このリンク先の</a>が主旋律のよく分かるメイン曲だと思うのですが、あぁこのままディズニーで使われそう…って感じです。しかし、下に貼っつけたようなJazzアレンジの曲もあります。さすが、ミシェル・ルグランだなぁとうなるオサレさでございますよ。これを機会にいろいろと聞き直してみようと思います。<br />
<br />
<iframe allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/YC8COe2oXJc" width="560"></iframe>vabooshcahttp://www.blogger.com/profile/07853936260460978465noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-129960716225671498.post-19654173233354839612019-01-01T21:40:00.003+09:002019-01-01T21:58:13.469+09:00Akatsuki by PE'Z / 元旦になると聴きたくなる曲あけましておめでとうございます!<br />
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単に好きなサントラやインストを好き好き言ってるだけのブログを今年もだらだらと続けてまいります。多分、何かを検索してたどり着く一期一会の方が多いとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします ^ ^</div>
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<br /></div>
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PE'Zは実はあまり詳しくありません。でもこの「Akatsuki」のMVを初めて見た時はかなりの衝撃を受けて、すぐ同名のミニアルバムを買った覚えがあります。カッコよすぎるだろー。2002年だったようですね。生で見たことがないのが悔やまれます。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
何度聴いてもまさに「Akatsuki」というタイトルはぴったりだなぁと思います。特に新しい年が始まる時にふさわしい。<br />
<br />
2011年に再録しているようでそのMVもありました(<a href="https://www.youtube.com/watch?v=2GgK_SJk2e4" target="_blank"><b><span style="color: blue;">こちら</span></b></a>)。オリジナルのバージョンよりも音も演奏もアレンジも年月の分、洗練されたように感じます。<br />
だけど、やっぱりオリジナルの荒くて尖った勢いが好きなので、そっちを貼っつけてみました。<br />
<br /></div>
<div>
2019年が皆様にとって良い年になりますように!</div>
<div>
<br /></div>
<iframe allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/gET09aOXZXI" width="560"></iframe>vabooshcahttp://www.blogger.com/profile/07853936260460978465noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-129960716225671498.post-35674150205562977212018-12-15T20:59:00.001+09:002021-12-23T08:38:33.389+09:00ドビュッシー 弦楽四重奏曲 ト短調第1楽章 / 美しくも緊迫感あふれるクラシック曲クラシックにはとんと疎いです。誰でも知ってるような作曲家の有名な曲くらいしか分からず。でも嫌いではありませんで、秋や冬になると何となくクラシックが聴きたくなります。ん~、そしてクラシック曲を作る人の頭の中はどうなってんだ??と考えると、ただただ驚嘆するばかりであります。<br />
<br />
実はこの弦楽四重奏曲は私が映像のトライアルに受かって初めていただいたTVドラマ(DVD用)の中で使われておりました。ミステリーの冒頭なのですが、殺人が行われている間ずっと流れています…エンドロールも含めスクリプトに曲名は出ておらず。でもあまりにもカッコよかったので調べたように覚えています。このドラマの熱心なファンの方の海外サイトで見つけたんだったかな?(←こういうの本当に重宝します…)<br />
<br />
ドビュッシーと聞いて思い浮かぶのはピアノ曲の<a href="https://www.youtube.com/watch?v=qdgHdaZXm_A" target="_blank"><b><span style="color: blue;">「月の光」</span></b></a>くらいだったので、こんな激しい曲もあるのかー!と驚きました。<br />
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最後の最後、5分40秒あたりからの上りつめてるんだか、転落しまくってるんだか分からないところが超絶カッコいいと思うんですが、そこに到達するまでのドラマチック・アップダウン(?)がまたいいんだろうなー、これ。<br />
弦楽四重奏と言ったらドラマの『カルテット』を思い出します。ドラマでこの曲は演奏したりはしていないのかな(放送当時、友人がハマっておりまして、家に遊びに行った時に何話かまとめて見せられた覚えが。私はそれから見てなくて、あとでネタバレあらすじを読んだという…)。なかなかに緊張感のある関係の4人でこの曲を演奏したらどハマリな気がいたします。<br />
<br />
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<iframe allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/BZDHVTHs1R4" width="560"></iframe>vabooshcahttp://www.blogger.com/profile/07853936260460978465noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-129960716225671498.post-29890794364803103432018-11-17T23:34:00.002+09:002023-04-06T22:13:26.172+09:00銀河鉄道の夜 / 細野さんのサントラで一番好きな曲ご本人が出演していた『パラダイスビュー』のサントラも好きだけれど、細野さんと言えば、やはり『銀河鉄道の夜』なのでありました。なぜ急に思い出したかというと、来月、このサントラが特別版として復刻されるというニュースを見たからです。<br />
<br />
言わずと知れた宮沢賢治の童話がアニメ化された時のサントラです。劇場公開は33年前ですって!!驚きだ…<br />
ええ、もちろん、細野さんも、作画を担当した漫画家のますむらひろしさんの擬人化されたネコのマンガ(アタゴオル!ヒデヨシ!!)も大好きだった私は、当時、劇場に見に行きましたですよ。サントラもVHSも買ったなぁ。ちなみに下のポスターと同じ図柄のでっかいジグソーパズルも買って作りました。今でも額に入れて持ってます… ↓ これと同じ ^ ^<br />
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto; text-align: center;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiicuQQhujKMHY8cbLLjXXAHPcoCatzuQa8lxh1coqr2yOOajfmVY6ZlD1LjeGiXWz-wOOX26CIgidD7kU-i4dhcowMdJvEtPuDa8ZfBuP4smiiB2LaI6YHLv4tHpyAY3zN_UGPk8aU5Nr-/s1600/320.jpg" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" data-original-height="454" data-original-width="320" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiicuQQhujKMHY8cbLLjXXAHPcoCatzuQa8lxh1coqr2yOOajfmVY6ZlD1LjeGiXWz-wOOX26CIgidD7kU-i4dhcowMdJvEtPuDa8ZfBuP4smiiB2LaI6YHLv4tHpyAY3zN_UGPk8aU5Nr-/s320/320.jpg" width="225" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">(ネットからお借りしました)</td></tr>
</tbody></table>
青ネコくんがジョヴァンニで、赤ネコくんがカンパネルラです。当時は主人公たちをネコ化することに賛否両論あったそうですが、この形でアニメ化されたからこそ、今でもそしてこれからも残り続ける美しさが出せたように思います(あんた、ただのにゃんこ好きだからだろと言われればそれまでですけども)。<br />
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宮沢賢治のお話は考えれば考えるほど難しい…でも詩も童話も、どこの国の話か分からないような名前や不思議な擬音語も含めて、並べる言葉の「音」が美しいなぁぁぁと思います。そういうところもいつの時代も人を惹きつけてやまない理由の1つなのかもしれません。<br />
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下に貼り付けたのは、映画のエンディングテーマで、「春と修羅 序」の朗読入りです。朗読は今年の1月に亡くなった常田富士夫さん。常田さんと言えば「まんが日本昔ばなし」ですが、この朗読はあの番組での語りよりもっとずっとずっと優しいです。<br />
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そういえば、今晩遅くから明け方にかけて、しし座流星群が出現するらしいです。見られる自信はありませんけれど、このサントラを聴きながらちょっと見上げてみましょうかね…(あらら、東京は曇り空みたいですね…)<br />
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<iframe allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/foUTKhEhp2A" width="560"></iframe>vabooshcahttp://www.blogger.com/profile/07853936260460978465noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-129960716225671498.post-47290518742984358272018-10-31T00:36:00.000+09:002018-10-31T23:25:52.682+09:00A Flower is a Lovesome Thing / 秋の夜長に似合うヒゲのおっさんの曲再び、素材待ちであります。しばらくは実務案件なので、BGMありの日々が続きそうです。<br />
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<a href="https://www.amazon.co.jp/Person-Vince-Guaraldi/dp/B000000Z40/ref=pd_sbs_15_2?_encoding=UTF8&pd_rd_i=B000000Z40&pd_rd_r=0e22d534-dc53-11e8-9366-8909ec5f6a95&pd_rd_w=W25Yz&pd_rd_wg=9DWbt&pf_rd_i=desktop-dp-sims&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_p=cda7018a-662b-401f-9c16-bd4ec317039e&pf_rd_r=NNDFZX2TRHY2Z3H41SC5&pf_rd_s=desktop-dp-sims&pf_rd_t=40701&psc=1&refRID=NNDFZX2TRHY2Z3H41SC5" target="_blank">私の好きなヒゲのおっさん!</a>Vince Guaraldi(ヴィンス・ガラルディ)も仕事中によく流しています。スヌーピーのサントラで有名なジャズ・ピアニストです。<br />
どちらかというとノリのよいラテンっぽい感じの曲や演奏ばかりのイメージだったので、この"A Flower is a Lovesome Thing"を聴いた時には、「おっさん、やるな!」と驚きました(すみません、このようなすばらしいピアニストをつかまえて、なんという言い草。愛情の裏返しであります。しかも今の私よりも若い年齢で亡くなっておるのです…しかも私の誕生日に。あぁ、なんという…)。こんなにも不思議な雰囲気の優しげな演奏をする人だったのか~と。<br />
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私はもともとジャズなどにはまったく疎いので、ずっとヴィンス・ガラルディの曲と思っていたら、<a href="https://www.youtube.com/watch?v=jug5mGd_J7Y" target="_blank">オリジナルは唄モノ</a>で作曲はビリー・ストレイホーンというヴィンスより10歳あまり年上のジャズ・ピアニストでした。この方は有名な『A列車で行こう』の作曲者です。<br />
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"A Flower is a Lovesome Thing"は同名のアルバムの1曲目です。ノリのよい曲も入っているのですが、やはりアルバム全体がメロウっつんですかね、「花とは愛らしいもの」といった気分に満ちています。<br />
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実は先日、友人が訪ねて来た時にお花をいただいたのです。↓これ<br />
(背景はどうか気になさらずに…)<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjCNAV7fy30fKc322psWwSPO1_PTai4TPfqz3k6mp1HWCqHgdKc8HrbBQADbgx65Q_3E9Ubhq4_QeHYDaphmltFgB0hBRTaeghyPPuGW6NiKaf1lX5vTl2o0NGGjuKXIbCw08A75DrfSua0/s1600/IMG_2180.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="640" data-original-width="480" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjCNAV7fy30fKc322psWwSPO1_PTai4TPfqz3k6mp1HWCqHgdKc8HrbBQADbgx65Q_3E9Ubhq4_QeHYDaphmltFgB0hBRTaeghyPPuGW6NiKaf1lX5vTl2o0NGGjuKXIbCw08A75DrfSua0/s320/IMG_2180.JPG" width="240" /></a></div>
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私の部屋には観葉植物、多肉植物、サボテンが結構あるのですが、普段あまりお花は飾らないのです…なぜならば、枯れてしまうのが苦手でして。。。<br />
でも、いただいたお花がステキで!!あ~~~やっぱりお花っていいな…と思ったしだいです(だけど、今日になったらダリアがしおしおになってきた…うわーん)。<br />
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そんなこともあり、このアルバムを引っ張りだしてきたら、意外と秋の夜に似合うなんて思ったのでした。<br />
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<iframe allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/0NOketqcg08" width="560"></iframe>vabooshcahttp://www.blogger.com/profile/07853936260460978465noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-129960716225671498.post-1160833993364962482018-10-16T11:42:00.001+09:002018-10-17T14:02:04.491+09:00ラグリマ / もう一度クラシックギターを習いたくなった曲今、次のお仕事の素材待ちでして、昨日に続き連投しています。<br />
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秋になるとピアノやギターのソロが無性に聞きたくなるのは私だけでしょうか。そんなわけでフランシスコ・タレガの「ラグリマ」です!<br />
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中高の女子校時代、マンドリン&クラシックギターアンサンブルの部活に入っておりました。なんで入ったのかというと、単に家にクラシックギターがあったからという…。なぜ家にあったのかというと、母が弾いていたのですな。と言っても母の演奏は「禁じられた遊び」の出だししか聞いたことがありません…。なんで持ってたんだろ。<br />
そんなわけでギターが家の中にぽつんと置いてあったので、私が部活でやってみっかーと思ったのでありましょう。<br />
<br />
が、しかし、私はファーストギターというメロディーを弾くパートになったため、そして一度決まったパートは基本的に6年間変わらないため、コードというものをほとんど押さえられないまま卒業してしまいました。あはは。<br />
高校時代は並行してデュラン・デュラン(!)のコピーバンドでエレキギターを弾いてはおりましたが、なにしろTAB譜を見て一生懸命押さえるという体たらく。<br />
<br />
そんなですから、大して弾けもしないまま、ギターからどんどん遠ざかってしまいました。が、何年か前にたまたまこの「ラグリマ」を耳にしたところ、ズドーンと胸に響きまして「これを弾けるようになりたい!!!」と思ったのです。<br />
タレガ作曲の有名な「アルハンブラの思い出」は部活でやったことがありましたが、当然、あのトレモロのメロディーしか弾けません…。<a href="https://www.youtube.com/watch?v=Hel3j4TQdAs&list=RDriGGYPtzc88&index=2" target="_blank">あれ、1人で全部弾くってどんだけ超絶技巧なんだ、よ!</a><br />
「ラグリマ」も非常に難しそうだけど、ちゃんと先生に習いにいけば5年くらいしたら弾けるようになれるかも…と淡い期待を抱きつつ、踏み出せずにいるままであります。。。今は1本もギターを持っていないので、まず買わないとなー。<br />
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「ラグリマ」に魅了されるギタリストはプロ、アマ問わずと~~~っても多いようで、Youtubeで探すといくらでも出てきます。でも、人によって全然異なるんですよ。もちろんうまい、下手もありますが、プロの弾き方でもテンポやタメが全く違ったりするので本当に面白い。当然、使うギターによっても響きや鳴りが微妙に変わりますもんね。いろいろな演奏者のを聞いたんですが、下にアップしたTavi Jinariuというギタリストの「ラグリマ」が私が弾いてみたいと思う感じです(って言うのも恐れ多いですが、目指すだけならいいですよね…)。<br />
おばあちゃんになったらネコを飼って、ネコの隣でこれを弾くのが夢。<br />
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<iframe allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/riGGYPtzc88" width="560"></iframe>vabooshcahttp://www.blogger.com/profile/07853936260460978465noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-129960716225671498.post-16712619957585720802018-10-15T21:33:00.000+09:002018-12-15T21:33:47.086+09:00ペイネ・愛の世界旅行 / 陸奥A子先生(のマンガ)に教わったモリコーネ曲「ペイネ・愛の世界旅行」という名を知ったのは、私の大大大好きな陸奥A子先生の初期傑作!!!マンガの1つ「冬の夜空にガラスの円盤」の中のセリフでした。<br />
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主人公の女の子の家にある日、明治時代??くらいからタイムマシンに乗って優しい詩人のメガネ男子がやってくるお話です。あーもう書いているだけで幸せな気分になってしまうA子たんマジック!(結末はちょっと切ないですが)<br />
彼女の部屋に来た詩人くんが、ラジカセ(!)から流れる曲を聴いて、「優しい曲だね」と言うと、彼女が「これは『ペイネ・愛の世界旅行』という曲よ」と答える場面。<br />
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当時、小学生だか中学生だかの私は、「『ペイネ・愛の世界旅行』とは一体どんな曲なんじゃろ…陸奥A子先生がセリフにするくらいだから、ステキな曲に違いないよなー」などと思っておりましたよ。今ならYoutubeですぐ探せますけどね。。。<br />
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それから、ペイネがレイモン・ペイネのことだと知り、先生のマンガ同様、彼の世界も大好きになりまして、就職してから1枚だけ本物のリトグラフも購入しました。頑張ってアンティーブのペイネ美術館にも行きました。<br />
が、依然として「ペイネ・愛の世界旅行」を聞かぬまま時が過ぎてしまいました。<br />
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そして2001年、ついにリバイバル公開となります。恵比寿ガーデンシネマに見に行き、やっとこの曲を耳にすることができました。作曲したエンニオ・モリコーネが有名な映画音楽作曲家だというのは知っていましたが、そんなに知識がなかったので(『荒野の用心棒』とか…くらいな)、こんなに美しい旋律を作り出す人だったのか…!!!と驚いたのを覚えています。そして、これでもか、これでもか、これでもか~~~のドラマチックな盛り上がり…。モリコーニ、すげぇ…とほとんど口あんぐり状態でした。<br />
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もちろんメインテーマ以外のアレッサンドロ・アレッサンドローニ(この名前、ヨハン・ヨハンソンみたいだなー❤)の曲も当然ながらデジタル皆無のキラキラとしたアナログ感に満ちたステキな楽曲ばかり。<br />
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アニメーション自体も、可愛らしいけど決して甘いだけじゃない、風刺やちょいエロプラスの、こちらもこれでもか~のペイネの世界です(字幕は岡枝慎二さん)。<br />
もちろん、サントラもDVDも即入手いたしましたよ。<br />
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そんなわけで、この曲には壮大な愛!愛!!愛!!!のイメージがありまして、何だか疲れちったなーとか心がクサクサすんなーみたいな時に聞いたりします。そうすると何か大きなものに抱かれる感じがすると言いますか、よく眠れるような気になります。そして、陸奥A子先生のマンガの世界に閉じ込められて生きていきたい!と本気で切望していた昔の私の夢がほんの一瞬、かなえられるような感じさえするのです。<br />
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<iframe allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/nHDAp40qnNQ" width="560"></iframe>vabooshcahttp://www.blogger.com/profile/07853936260460978465noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-129960716225671498.post-60089968924061950942018-10-09T15:39:00.005+09:002024-03-24T23:28:09.033+09:00Fordlandia / たぶん、死ぬまでにあと5000回は聴く曲と、いうわけで、歌詞訳は非公開といたしました。<br />
詳しい理由は、<a href="https://othervabooshca.blogspot.com/2018/05/blog-post.html" target="_blank">こちら</a>をご覧ください。<br />
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本当はもうこのブログ自体を閉じてしまおうかなーと考えていたのですが、まぁ、正直、最近聴いているものはインストばかりなので、細々と紹介でも続けてみっかと思い直したのでした。<br />
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その、記念すべき(何を?)1曲目は、やはりJóhann Jóhannsson!!<br />
今年の2月に急逝してしまいました…「メッセージ」「博士と彼女のセオリー」などのサントラで近年どんどん有名になり、今後が最も期待されている映画音楽作曲家と言っても過言ではなかったのに本当に残念です。死亡が報道された当時、死因は不明となっていましたが、先日、何気に英語版のWikiを見たら"The cause of death was an accidental overdose of cocaine combined with medication."となっていました。マジか。死因はわざとではなくたまたまコカインを摂取しすぎた+投薬ってことでしょうか。<br />
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元の引用はドイツ語の記事でして、Google先生に聞いてみたところ、やはり病気(何の病気かは書いてありませんでした)で投薬中にコカインを摂取したことによる、というような内容でした。。。つまり自殺ではなく事故と言えそうです。<br />
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何をやろうが本人の勝手なので、クスリについてうんぬん言うつもりは毛頭ないのですが、あんた、自分でも死ぬと思ってなかったんだろうに、もー、バカバカ!って気分ではあります。。。<br />
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私がヨハン・ヨハンソンをきちんと聴き出したのは非常に遅くて「メッセージ」のサントラです。「博士と彼女のセオリー」は賞も受けたりしたので知っていましたが、それよりも何よりも「メッセージ」を観た時に流れた”First Encounter"のドワ~~ンというちょっと雅楽みたいにも聞こえる音に衝撃を受けたのでした。<br />
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それからいろいろと聴きましたが、一番好きなのは実はサントラではなく、この"Fordlandia"です。「フォードランディア」は1920年代に自動車王のヘンリー・フォードがタイヤのゴム製造を目的にアマゾンの奥地に建設した町です。工場の他に学校や病院も作り、アメリカの町をそのまま移植したような所。それだけでなく労働者に、禁酒・禁煙、ハンバーガーの食事など、まっとうな(?)アメリカ人的生活を強要しました。そんなことから労働者の暴動が起こり、もともと土地がゴム栽培に向いていなかったこともあって、結局、フォードは土地を放棄。現在では廃墟になっているという失敗ユートピアなのです(ドキュメンタリーなども制作されているので機会があったら見たい!)。<br />
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ヨハンがそんな話にインスパイアされてできたのがこのアルバムだそうで。<br />
もう、このアルバムタイトルと同名の1曲目"Fordlandia"を何度聴いたか分かりません。特にヨハンが亡くなったと知ってからは、冗談でなく毎日のように聴いていたかも。今もかなりの頻度で聴いてます。<br />
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この曲、クラシックとモダン、キラキラとドヨヨン、最高の恍惚感と最悪の悲壮感が絶妙なバランスで同居している、ものすごく明るくて美しいけど人のいない風景をモノクロ写真で撮ったみたいな、そんな不思議な曲で、中毒になるんです(あまりの語彙の貧弱さに自分でも驚いてますんで、お許しください。。。)。まさに下に貼っつけたとおりのイメージ。<br />
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これを聴いて何度、泣いたか分かりません。別にヨハンが死んだのが悲しくてというような直接的な理由ではないのです。私にはこの曲に、人が生きていくこと、死んでいくことのすべてが詰まっているように感じられるのかもしれません。だから毎日でも聴き続けられるんだろうと思います。<br />
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<iframe allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/og9QtUJZ8iI" width="560"></iframe>vabooshcahttp://www.blogger.com/profile/07853936260460978465noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-129960716225671498.post-25660449857274632942018-05-16T15:15:00.002+09:002023-04-04T08:38:27.480+09:00久しぶりに書いています洋楽歌詞を翻訳して載せているという性質上、放置しまくりのこのサイトを今でもたまに見てくださる方がいるようで、本当に恐縮であります。<br />
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歌詞訳をサイトに載せるのは、ちょっと気持ち的にできなくなってしまいました。別にそれを説明する必要もないのですが、自分の頭を整理するためにも久々にこちらにつらつらと書いてみようかなーと思います。<br />
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早い話が、こうして私が一般公開しているサイトに自家製の歌詞訳を載せると、仕事として歌詞を訳している翻訳者の方の労力を尊重していないことにつながるような気になってしまったからです。<br />
<br />
私がここに載せている歌詞訳は、自分の好きな曲のものばかりなので情熱は込めまくっておりますが本当に拙いものでして、これでお金が取れるのか?と問えば甚だ疑問です。なので、無料で自分の訳を公表したくないからとか、オフィシャルの日本語訳と対抗することになるから見せたくないとか(なんだそれ…)、そういうことでは決してありません。<br />
<br />
それと、やはり自家製の歌詞訳を一般公開している人を非難するものでもありません。すごく好きだから訳したものを読んでほしいという気持ち、すごーく分かるからです。ただ、翻訳者さんで同様の方がいたら(ほぼいない気がしますが)、私の以下の文章を読んでどう思われるかを聞いてみたいかもしれません。が、結局のところ、一人一人の考えは違うので、私はこの件について誰をも制限したくはありません。<br />
<br />
私は翻訳者なのですが、2013年にフリーランスになってからもずっといわゆる実務翻訳が専門でして、歌詞訳はまったくの趣味でした。当然、お仕事として受けたことも一度もありません。が、昨年から本格的にドラマの映像字幕の翻訳をするようになり、その中で一部ではありますが、歌詞(まあロックではなくオペラでしたけど)を訳しました。オペラはドイツ語だったので英語訳を探して、そこからまた該当部分を四苦八苦しながら探し出し、ドイツ語から直接日本語に訳してある文献なども参考にしながら、申し送りしまくりで何とか字幕を作りました。そんなわけでその部分だけでもえらく時間がかかってしまいましたが、やっぱりすっごく楽しかった!!!<br />
<br />
私のような感覚の翻訳者さんは多いと思います。つまり、訳すことが大好きで、調べることが大好きで、言葉をあれやこれやと並べることが大好きで、時間対価など度外視して作業してしまう人。時給に換算すると人に言えないほどになることも多々あれど、それでもこれを生業としていられることに感謝してしまう人。私はそういう自分の仕事を大切にしたいのと同様に、他の翻訳者さんの仕事も大切にしたい。<br />
<br />
訳しあげるまでの過程や時間、そして訳しあげたものに責任を持ち、大切に扱うために、そして同じように考えている他の翻訳者さんのことも尊重するために、一般公開することはやめようと考えたというところです。<br />
<br />
でも過去に公開したもの、どうしよう…<br />
少なからずリンクを貼ってくださった方もいますし。<br />
スパッとブログを削除してしまえばよいのですが、どうにも決心がつかず。<br />
(↑何だ、偉そうなことを言ってダメダメじゃん、と思った方、本当にその通りです…)<br />
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が、しかし、やはりいつかの時点で削除(というかブログの機能的に言えば非公開かな)しますね。これはその予告ということにて。<br />
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<span style="color: red;">【2018年10月6日に和訳については非公開としました。これまで和訳を見てくださった方、ありがとうございました。コメントもすべて保存してあります。</span><br />
<span style="color: red;">そんなわけでインストもののご紹介ブログになってしまいました。数がすっくないですけど…。ちょっとまだ先を考えていないのですが、インストやサントラのご紹介&単なる感想+好き好き連発のような内容で再開するような気がします。</span><br />
<br />vabooshcahttp://www.blogger.com/profile/07853936260460978465noreply@blogger.com0